6期 村岡 寿子(むらおか ひさこ)(旧姓:窪田)(作詞家:紺野 あずさ)

プロフィール

生年月日:1946年5月12日
出身地:高知市桜馬場町
出身校:小高坂小・城北中・高知学芸高校
職業:作詞家

略歴

「時雨の宿」で1997年の第30回日本作詞大賞最優秀新人賞を受賞。
その後、藤田まさと賞などのグランプリをたて続けに4年連続で受賞。
代表作は「よさこい鳴子踊り」(鳥羽一郎)、「別れて大和路」(美貴じゅん子)など。
日本作詞家協会会員、日本童謡協会会員

趣味

ぼんやり歩くこと。田舎道がいいなあ。
花草木いじり
息子に「子どもと植物と動物しか好きじゃないんじゃないのかな」なんて言われています、、、たしかに、それらに触れあってるときが一番心が安らぎますが。人間の大人とはある程度距離をおいて誠実につき合えればいいなどと思っていますが、生来の人好きが顔を出して、誘われれば嬉しくなって、たいてい誘いにのります。

学校のエピソード

子供でしたね。単純に。
テニスに明け暮れ、土佐の太陽の下の日焼けで、「インドの烏」とか「インドの炭焼き」等と言う人もいました。
そのころ放課後夕方から、卒業生で浪人中の方を対象とした塾のような授業が行われていたようで、その方たちが窓から「鈴なり」で、テニスを見ていたという噂を、ずいぶん後になってききました。そういえば、休み時間だったのか、窓にはたくさんの顔顔顔が!

親しい友人と「思いのままに」というタイトルをつけて交換日記をしていたこともあります。多感な乙女の時代でしたから。
秋、学校の近くの城山で彼岸花を両手いっぱい抱えきらないくらい摘んできて、教室に飾ったことがあります。

仕事のエピソード

小学生のころ国語の参考書に載っていた詩の一節がこころに残り、詩っていいなあと感じました。数十年たって、それは北原白秋の「島へ」という作品だったことが分かりました。初恋の人に逢ったような気分でした。

学芸に在学中に図書館で見つけた「月曜日の詩集」を読んで、高田敏子さんという詩人の知遇を得、同人誌「野火」を出される時にお誘いを受け、定期的に詩を書き、発表するようになりました。その繋がりから、童謡では中田喜直先生、歌謡曲の世界では星野郎先生と出会い、双方の世界に船出させていただきました。

同窓会へのメッセージ

描いた夢への道を、ひたすらまっすぐに目指していくのは、勿論すばらしいことですが、私の場合はそうではなくて、躓いたり転んだりもがき続けながら、いつのまにか自分の居場所というか夢の場所に近づいてきた、そんな感じです。

いつのまにかと言っても、無意識ではありましたが、寄り道や回り道をしながら、きっと好きなことを選んできたのではないかと思っています。

「狂気の熱情」  好き、この気持ちが夢の翼です。夢に翼を与えてくれます。
「具体的な目標」 最終的には大きな目標があっても、日常には小さな目標を作って、一つ一つクリアしていく。
「持続する力」  本当に好きなものは、どんな境遇にあっても、たとえ形を変えても、続けていけます。
「運」      「運も実力の一つ」といいます。人との出会い、時代の流れ、タイミングそんなものを引き寄せるくらい、心の底から願い、努力する。

その他

スペシャルインタビュー記事が、[資料室]あさかぜ第25号の part2 part3 にあります。

トップページ
卒業生応援・紹介

ページのトップへ戻る
inserted by FC2 system